会についてのご質問と回答

趣意書や会則、そのほか会についてのご質問について、会の方針を記載いたします。

未成年者医療・健保適用など

趣意書に「未成年者への性別移行医療については、反対します。」とあります。性同一性障害者は10代のうちに治療を始めないと遅いと思うのですが…?

「不可逆な医療的措置を取られるべきではありませんし、身体に影響の出る医療は最小限に留めるべきです」と設立趣意書に記載していますとおり、完全に否定しているわけではありません。
未成年の医療については海外でもエビデンスが不十分であり、また今まで「副作用がない」と喧伝されてきた思春期ブロッカーも重大な副作用が指摘されるようになりました。
身体的影響の範囲があまりに未知であり、青少年へのホルモンなどの薬物を使った軽率な医療が、取り返しのつかない結果をもたらしかねない状況を鑑みて、現時点では慎重であるべきだという結論になりました。
もちろん専門医師による精神的なサポートや、社会的な移行の手助けなど、心理療法・カウンセリングなどは積極的に行うべきであると考えます。

ホルモン治療や性別適合手術の保険適用が目的や趣意書に入っていないのはなぜですか?

性別適合手術には gid.jp の運動の結果、すでに健保適用がなされています。現在はホルモン療法との混合診療になるために、問題なく手術への健保適用ができない状況になっています。この状況の打開のためには、ホルモン療法への健保適用を求めていく必要があり、この要求に当会も賛成し応援します。
しかし、ホルモン治療への保険適用の要求は、他団体で既に厚生労働省との交渉がなされています。交渉事ですから当会はそれを注視する立場です。
当会の目的は特例法の要件維持です。そして当事者のためを考えたときでも、特例法を守ることがまず一番の要と考え、それを当会の目的としました。
私たちの会では特例法の要件維持の目的を達成すべく活動していきます。

会員について

賛助会員はどのようなものですか?

  • 会費が無料です。
  • 会の活動状況をメール配信でお知らせいたします。
  • 会で作っているサイトや今後作る見込みの冊子などへの寄稿いただけます。社会へ訴えていくため、是非、皆さまの賛同の意見やライフヒストリーをお寄せください!
  • 正会員、賛助会員が参加できる懇親の機会を設けます。
  • 総会には参加できません。(総会については会則の第9条を参照)